アセンブリバージョン(AssemblyVersion)
- CLR が参照解決に使う“実行時の識別子”
- DLL/EXE の 互換性を判断するためのバージョン
- 参照された側の AssemblyVersion が変わると、参照元の再ビルドが必要になる場合がある
- 厳密名(Strong Name)アセンブリでは特に重要
✔ 典型的な使い方
- API 互換性が変わるときだけ更新
- 例:
1.0.0.0→2.0.0.0(破壊的変更)
ファイルバージョン(AssemblyFileVersion)
- Windows のファイル情報(エクスプローラーのプロパティ)に表示されるだけのバージョン
- CLR の参照解決には使われない
- 製品のビルド番号やリリース管理に使う
✔ 典型的な使い方
- ビルドごとに更新して OK
- 例:
1.0.0.1234→1.0.0.1235
結論
- AssemblyVersion はめったに変えない(互換性が変わるときだけ)
- AssemblyFileVersion はビルド番号として毎回更新してよい
