Microsoftの次世代インストーラー(msiの次)
前回、Wixの闇を公開しましたがそちらは感情的になっていたので今回は丁寧に記述したいと思います。
要約すると、厳格になった印象を持ちました。
MSIXの概要
- 形式:
.msixファイルは ZIP 圧縮されたパッケージで、アプリ本体と構成情報(XML)が含まれる。 - 対象: Win32、.NET、UWP アプリをまとめてパッケージ化可能。
- 対応環境: Windows 10、Windows 11、Windows Server 2016 以降でサポート。
主な特徴
- 信頼性: 数百万回のインストールで 99.96% の成功率を誇り、必ずアンインストール可能。
- 更新性: 差分更新(64KB ブロック単位)によりネットワーク帯域を節約。
- クリーンアンインストール: ファイルの共有管理を OS が行うため、不要な残骸が残らない。
- セキュリティ: すべての MSIX パッケージは署名必須。信頼性の高い配布が可能。
- ストア連携: Microsoft Store や企業内配布に適した仕組みを持つ。
制約
- インストール先:
Program Files直下には書き込めず、%LOCALAPPDATA%などに展開される。 - カスタマイズ性: MSI に比べると柔軟な制御(サービス登録や複雑な条件付きインストール)は制限される。
- 企業環境: まだ MSI の方が受け入れられやすいケースが多い。
要約:フリーランス開発者には無用の長物
証明書が必須な為、割高。
そもそも企業情報、信用がないので証明機関に申請できない、できても通らない。
引き続きsetup projectを使いましょう。
